精神科へアルコール依存症の予約電話を入れたら、「2か月待ち」と言われた。

世の中には
アルコール依存症の患者がたくさんいる
ことを知りました。
2019年11月某日、近所の精神科に予約の電話をしたら、2か月待ちと返されました。

実は私、その時点で2週間ほどアルコールを断っていました。そのため、ある症状が出かけていたのです。「うつ」です。前回、アルコールを断った時も、それくらいで、うつ症状が出て挫折した経験があるのです。

依存症でなくても呑み過ぎた翌日、気持ちがダウンすることありませんか。呑んでいる間、滅茶苦茶ハイだった反動で、気持ちがダウンする。
しかもハイの状態が高ければ高かったほど、翌日のダウン幅も大きい。

私の場合、比較的順調にアルコール断ちができても、2週間後あたりで、どかーんと気持ちが落ち込みます。
2週間ぶんの溜まりに溜まったダウンが、大きな河となって濁流とともに押し寄せて来る感じ。

その日、畳に座って音楽を聴いていたら、いきなり、どーんと上から押し潰され、さらに下からの引力も重なり、私を立てなくさせました。うつの濁流に呑み込まれたのです。気持ちもカラダも重くて重くて、このままでは動くに動けない。明日、仕事あるのに。

なんとか気力を奮い立たせて近所のコンビニへ。2週間ぶりのアルコールが私を救ってくれました。美味かった~。
恐るべしアルコール。気持ちもカラダも元気になりました。これが悪魔の力です。再度、アルコール漬けの日々に戻してくれたのです。

そうした経験があるので、ここを乗り切らないと、いつもの二の舞、それは避けたかったのです。このあせりもハードルの高い精神科への受診を飛び越えさせてくれたのでしょう。

だから一日も早く、明日にも精神科へ行きたいのに、世の中にはなんとアルコール依存症の患者が多いことか。彼らが列をつくって精神科の門をくぐるイメージが浮かびました。

その病院はスルーし、ネットに出てきた精神科、心療内科に手当たり次第、電話をしました。家の近所がいい、なんて言っていられません。

しかし、うちは1か月待ちです。うちはアルコール依存症やっていません、という返事が続き、10か所くらい問い合わせてやっと予約を取ることができました。

ハードルの高い精神科の受診だけに、こっちが決心さえすればスムーズに迎え入れてくれるだろうと、心のどこかで思っていたんですね。甘かったです。
でも、精神科への糸口がやっとつきました。

Les petits ruisseaux font grandes rivieres.
小さな川が集まって大河になる。←フランスのことわざ。
(まいにちフランス語2020年7月)

小さなうつも積もり積もると、でっかいうつになって襲ってきます。

事故や災害には救急救命がある。心の病気にはあるのだろうか。

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