最近、タバコの宣伝をあまり目にしなくなりました。
(皆無ではないようですが)。

東京都では世界的な流れを気にしているのでしょう。
2020年の東京オリンピックに向けて、公の場や食事をする場所での喫煙を禁じる方向へ進みつつあります。
東京を訪れる外国人に恥ずかしいから、ですね。

まぁ、そのことは私たちタバコを吸わない者にとっては大変喜ばしいことです。
とくに食事の場でタバコを吸われると、煙が口に入って困ります。
ソバなどをすする時、いっしょに入ってきます。
そのようなことをタバコを吸う人はわかりません。
店側がテーブルの上に灰皿を置いているのだから構うことはないのです。
席はいっぱい空いているのに、わざわざ隣に座って、スパスパやる人がいます。
確かに訪日外国人に対して恥ずかしいことです。

テレビのアルコール広告も問題だ。
喫煙の現状を東京都が恥ずかしく思うなら、もう一つ、やるべきことがあります。
テレビのアルコール広告の規制です。

外国人が旅行に来て楽しみなのは、観光地を訪れたり、人と触れ合ったり、その国の文化を知ったり…と色々あるでしょうが、ホテルや旅館でリラックスしてテレビを観る、というのもあるはずです。

私が外国に行ったらテレビを観ます。
美しく流れる知らない言葉、字幕のつかないドラマなど、ただ観ているだけで楽しいです。エキゾチックな気分が味わえます。

韓国のニュース番組では日本で覚えた「アンニョンハシムニカ」ではなく「アニョハセヨ」と言っていました。若者向けのドラマでは「アンニョ~ン」です。可愛いですね。

今この時、日本にいる外国人も、2020年の東京オリンピックにやって来る外国人も、その多くがテレビを観るでしょう。
その時テレビの画面には、アルコールのCMが流れて、タレントが「うま~い」と連呼しているのです。
タバコに関しては世界的な禁煙傾向を気にしているのに、アルコールにはノータッチ。それがなぜなのかは、わかりません。

酒・アルコールの「コマーシャルの内容と量の規制」が、2010年のWHO(世界保健機関)の総会において承認された、にもかかわらずです。もちろん日本も参加国です。

先進国ではどのような規制を行っているかは「メーカーのアルコール広告が依存者の断酒をくじいている」に書きました。興味のある方は読んでください。

さて、ここに気になる数字があります。
2014年上半期CMオンエア回数企業別上位10社です
1位 花王
2位 興和
3位 サントリー酒類
4位 KDDI
5位 日本コカ・コーラ
6位 ソフトバンクモバイル
7位 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン
8位 アサヒビール
9位 トヨタ自動車
10位 麒麟麦酒
(出展 株式会社ゼータ・ブリッジの集計データより)

日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ東京、テレビ朝日でのCMオンエア回数の上位に、アルコールメーカー3社が入っているのです。

これでは東京都どころか日本国も規制のしようがありません。
テレビ局だって、広告代理店だってドル箱を失ってしまいます。

しかし、来年の2020年には、これまで以上に多くの外国人が訪日するでしょう。その目的のトップは東京オリンピックの観戦ですから、子供を連れたファミリーだって多いはず。

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世界中のアルコール依存症にかかっている人、断酒中の人、アルコールを飲まない人だって含まれているに違いありません。

そうした外国人が日本のテレビを観て、どう思うでしょうか。
私には、わかりません。

参考資依存症の科学 いちばん身近なこころの病


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