投票用紙に鉛筆で書く理由を調べた。

昨日、「投票用紙に鉛筆で書く」理由がわからん、と書いたので調べてみました。
東北新社のONLINE NEWSには、こうありました。

要約します。
〇投票者は備え付けの鉛筆を使う必要はない
〇自分のものを持ちこんでもかまわない
〇その場合、鉛筆、シャープペンシルを使用するよう勧めている
〇なぜなら投票用紙は「折れ曲がりにくいよう」原料に特殊プラスティックを含んでいるため
〇そのためペンを使うとインクで文字が読みにくくなることがある
〇また、投票箱の中で他人の用紙と混ざり、にじんだインクで汚す恐れがある
というのが、仙台市青葉区選挙管理委員会事務所から得た回答だそうです。

私が投票用紙に触れた感じでは、
昔、学校で使われていたペラペラの安っぽいわら半紙のようでした。
だから、なんと特殊プラスチック配合だったのかぁ、と驚きました。

「折れ曲がりにくいよう」というのは、ちょっと理解不能。
というのは大半の投票者が二つ折りにして投函しているようだから。
でもまぁこれは言いがかりっぽいですね。
くしゃくしゃにならないように、ってことでしょう。

鉛筆は貸してくれるのに、
なぜ消しゴムを貸してもらえないのか?
 
候補者や政党名を書き損じても、消しゴムを貸してもらえないのは、なぜだろう。

その理由も、河北新報ONLINE NEWSの中の回答に記されています。

不正を働こうとする者が「文字を消して書き直すことを心配しているのであれば、問題ありません。投票所で従事する職員には、消しゴムなどの持ち込みを禁止しています」(一部読みやすいように書き直しました)

つまり簡単に言い換えると、
選挙管理委員会としては鉛筆を使用することを勧めているが、
投票所に消しゴムは用意してありませんよ。
消しゴムがないのだから、誰かが不正に書き直して、あなたの投票を無効にしたり、違う候補者の得票にすることはできません、ということなのでしょう。

しかも「開票作業は一般に公開し、衆人環視で行われ、不正ができる環境ではありません」だそうです。委員会の回答者はここでドヤ顔をしたことでしょう。
トランプ前大統領が聞いたら、不正選挙アピールを取り消すかもしれません。

私としては鉛筆と消しゴムは二つで一つ、という先入観があります。
書き損じたら消して、書き直せるのが鉛筆と消しゴムの仲。
しかし、この二つは別個のものと彼ら選挙委員会は考えている、のでした。

3年後の選挙にはマイ鉛筆、マイ消しゴムを持っていこう
6年前、朝日歌壇に投稿された当時18歳の女性の歌、≪初めての選挙で知ったこと一つ(ひとつ)投票用紙はえんぴつで書く≫を
6年後に新聞で読み、いまさらながら投票用紙は鉛筆で書くことへの疑問に思い当たった私でした。

前回のブログ「投票用紙は鉛筆で書く、のはなぜだ?」ではこちら側の疑問を書き、
今回はあちら側の言い分を調べて書きました。

さて次の国政選挙は3年後だそうです。
その時私は、マイ鉛筆、マイ消しゴムを投票所に持ち込み、
仕切り板で区切られた、マイブースの中で
意中の候補者・政党名を書くでしょう。
その時万が一書き損じたとしても、
マイ消しゴムで消して、書き直せば何の問題もないはずです。



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