人の言うことに耳を傾けろ。そうすればアルコール依存症にならない。

アルコールを習慣的に呑むようになると、人から「昨日はどうした」とか「大丈夫だったか」などと言われるようになり、なぜか「気にするな、わかってるから」なんて慰められたりするようにもなります。(私の経験から)。

こちらとしては楽しく呑んだ記憶しかない。ところどころ薄れてはいるものの、ノープロブレムじゃないの、気にすることないか。

そんなことが続くうちに、記憶がすっぽりと抜け落ちるようになりました。朝起きたら、自分の部屋の寝床の中。
はて?どうやって帰って来たのだろう。そんなTVドラマありますよね。

私の場合、警察の留置場で目覚めたこと、ありました。
そこまでいってしまうとアルコール依存症が引き起こす社会的信用の失墜へ、もうあと一歩の状態に踏み入ったということです。
その朝が休みの日で、たまたま保護されただけなので酔いを覚まして帰りました。

けれども他人の物を壊したり、人を傷つけたりしたら、簡単には出られません。
取り調べがあるからです。物を壊しただけなら弁償ですむかもしれません。しかし人を傷つけていたら覚悟をしなければなりません。送検されて裁判、判決を受けて罰を受けなければならないからです。その間ずっと拘留されるのです。

もちろん会社へは行けなくなります。社会的な立場を失うでしょう。家族には何と申し開きをしますか。

酔っていたので覚えていないは通じないのです。
アルコール依存症になるということは、酒に溺れるということは、そういうことです。

さて話を元頭に戻しましょう。
アルコールに慣れ親しんで毎晩のように楽しんでいた頃、友人や知人、上司から何か言われませんでしたか。
「呑み過ぎじゃないのか」
「体を大事にしろ」
「アルコールで失敗するな」

思いやりのある言葉ですね。それは健康診断で「要注意」のマークがついたのと同じです。
自分の酒癖はどうか、言動は態度は…。言いにくいことを口に出して伝えてくれる人は貴重です。

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