向精神薬ルボックスでウキウキ気分?その時の精神科医師の反応は…

向精神薬ルボックスを飲み続けていると、私のウツは消えてなくなり、気分が良くなってきました。
服用する前はどんより沈んでいたのに、劇的な変化が訪れたのです。
これだったらアルコールは必要ない。このクスリを毎日1錠飲むだけで、アルコール以上に気持ちが良くなる、とさえ思いました。

それに精神科の診療費もクスリ代も『自立支援医療費制度』を利用すれば、1割負担ですみます。
酒浸りで過ごしていた日々を思えば、アルコールに浪費していたことを思えば、とても経済的です。

ルボックスがあればアルコールは必要ない?
これからの断酒生活に光が差したように思えました。
しかしそうは問屋がおろしません。
そのことを医師に伝えるとき、ルボックスのおかげで『ウキウキ』してきたと伝えたのでした。
それを聞いた医師の表情を忘れることができません。ギョッとしたのです。
そしてあわてて冷静を装うと「クスリを変えましょう」と言いました。
私は混乱しましたが、なにしろ初めての精神科通いなので、強くでることができません。
せっかく手に入れた黄金のチケットを手放した気分になりました。

かわりに出された「炭酸リチウム」というクスリをネットで調べると、
躁うつ病に処方される、ことが分かりました。

そうです。私が調子にのって『ウキウキ』と表現したので、医師は「しまった、上げ過ぎた」と判断したのでしょう。今度は下げようとして、このクスリを出したのに違いありません。

クスリひとつで上げたり下げたりしようとする精神科の医師のやり方に多少幻滅したのは確かです。
なんだか実験用のモルモットにされた気分になりました。

こうした経験もあって、精神科は、こちらから利用する姿勢で臨まなければダメだな、向こうの言いなりになっていたら上げられたり下げられたり、いいようにされてしまう、引きずり回されてしまうと思うようになりました。

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