新型コロナの影響で我が町の眼科、耳鼻咽喉科から客足が遠のいた。つぶれるんじゃないかと心配だ。

患者減の実態を、私はこの眼で見た
やっぱりなぁという印象でした。病院の収入減です。今年の4月の収入が、去年の4月と比べて眼科は25.2%減、耳鼻咽喉科は44.1%減です。(厚生労働省)

たぶん5月はもっと落ち込むと私は予想します。というのは4月も5月も私は月1で我が町の病院に行ったからです。
患者減の実態をこの眼で見たからです。

コロナ前は行列のできる眼科で
閑古鳥が鳴いていた。

私は緑内障を患っているので、月1、眼科で診察を受けています。眼圧をはかってから、点眼液をもらいます。
去年の11月から通うようにしました。その眼科は人気があるのでしょう。順番待ちが長いんですよ。まさに行列のできる眼科医ですね。私は辟易ですが。

しかし今年の2~3月当たりから、待合室の患者がパタッといなくなりました。
いつ行っても私ひとり。新型コロナの感染を怖れて、誰も来なくなったんです。

薬剤師が言っていました。毎年この時期は花粉症で大混雑なのに、今年はほとんど来ない、と。病院も薬局も閑古鳥。
お~い花粉症の患者どこ行った?

コロナの現場だけでなく、
町の眼科も崩壊の危機にあった

TVでは連日、コロナ患者の対応で医療現場が崩壊しかけていると金切り声で報じているのに、町の眼科では、先生が暇していました。こっちも経営崩壊寸前。

緊急事態宣言が出されたのが4月でした。都心のビジネス街はともかく、住宅地のスーパーやコンビニには客が来ていました。
しかし眼科に患者は来ない。かといって医療機関なので閉められない。補償金も出ない。これはこれで苦しいですよね。

まぁ、これまで儲けていたのだから貯蓄はあるでしょう。でも大丈夫だろうか、と私のような低所得者が心配していました。

7月に入ってから行ったら客足が多少戻っていたので、ちょっと安心。そこそこ待たされてイライラしたけれど、しょうがないですね。

緑内障を患っていると、眼圧を下げる薬を貰い続けないといけません。一生、死ぬまでですね。じゃないと失明してしまいます。
それを避けるためには町の眼科が必要です。まさか、あんなに混雑していた眼科から患者がいっせいに消えるとは。
コロナの奴め。

アルコール依存症の私には、
睡眠導入剤マイスリーが必要だ。

もう一軒、ほぼ月1で通っているのが耳鼻咽喉科です。ここでは睡眠導入剤(マイスリー)を処方してもらっています。

耳鳴りが煩わしくて眠れない、ということもありますが、アルコールを呑まない夜対策として使っています。

アルコール依存症の私は、普段、ガーっと呑んでそのままバタッと眠ります。アルコールが睡眠薬代わりです。
これはアルコール依存のもっとも悪いパターンで、いつか健康被害が出ます。
肝硬変、肝臓がん、膵炎など、おどろおどろしい病名が並びます。

そうならないために呑まない日をつくり、アルコール・コントロールを試みるのですが、その時必要不可欠なのが、睡眠導入剤マイスリーです。
マイスリーがないと寝付けず、朝まで悶々としなければなりません。

先生が急に老け込んでいた。
まさか、経営難で病院を畳むのでは。

7月に入って耳鼻咽喉科へ行きました。
案の定、患者はいません。混雑大っ嫌い、並ぶの大っ嫌いの私にはラッキーなのですが、先生が急に老け込んだのには驚きました。ここも経営難に直面?

先生が弱々しい声で「耳鳴りは相変わらずですか?」と聞いたので、「相変わらずです」と答えると、「すいませんね、お役に立てなくて」と言われたのです。
私は「とんでもありません、本当に助かってます」と答えたのですが、先生から「お役に立てなくて」なんて謝られたのは、もう10年近く通っているのに初めてでした。
まさか、ここを畳む気じゃあるまい?

もともとそんなに患者が来ない病院でした。私としてはそこが大変気に入っていたのです。なのに新型コロナがふってわいたのだから大打撃でしょう。
私としても、ここが、つぶれたらマイスリーを気軽に貰えなくなります。他の病院を探さなくてはなりません。あの眼科で睡眠導入剤を出して貰えるだろうか。

その答えは、この次マイスリーをねだりに行った時に出るでしょう。
4月の前年同月比マイナス44.1%に耐えられるか。5月のさらなる減収には…。

耐えて、お願い。

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