この3年間毎日聴いていたのに、聴き逃していたことがありました。to不定詞の読み方です。
ツー不定詞ではなく、ツ不定詞だったのです。
ずっと聴き続けていたのは『ラジオ英会話』です。その2021年5月5日LESSON23では、be動詞の後にto不定詞を使う型を取り上げていました。
P30に載っている例文を引用します。
My goal is to become an astronaut.
(私の目標は宇宙飛行士になることです)。
この文章を読み上げてくれた、イギリス人のポール・クリス・マクベイ先生も、アメリカ人の秋乃ローザさんも「ツービカム」ではなく「ツビカム」と発音。
生まれてから65年、中学で英語に出会って50余年、全然気づかずにいました。
もしかしたらこれは、to+動詞の不定詞の場合に限るのではないか。
toの後に名詞が来ると、ツーと間延びするのではないか。
そう思い、午後の再放送も聴いてみました。
しかしto the Earthの時もto the Moonの時もツと発音していました。
トゥと聴こえたこともありました。
まさにガ~ンですね。自分の注意力、集中力の無さに呆然としました。
それと思い込みの強さ、でしょうか。
だって『Back to the future』という映画ではツーになっていたではないか。
そう思い直し、さっそくネットで調べました。しかし~
このタイトルの日本語訳は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。
ツーでもなくツでもなく、トゥでした。
この映画が公開されたのは1985年。ということは35年間も気づかずにいたってこと。なんという愚か者。
学校の先生って「ツー不定詞」って言ってなかったけ?!
そーいえば赤塚不二夫のマンガ『もーれつア太郎』に登場するキャラクター。ココロのボスをコロロの親分と勘違いしていたことがあったっなぁ。
読み違い、聞き違い、勘違い、思い違いは自分の個性。可愛い個性。
ダイバーシティの観点から、そう開き直ることにしましょうか。