be動詞の正体は?

I’m a student.
の「’m」は日本語の「は」だと思う。そう言ったのは帰国子女の高校生でした。

「動詞じゃなくて助詞なの?」と尋ねると、彼は首を傾げました。
「なんとなく、ですけど」。
その言葉が私の記憶に焼き付き、生き続けました。

なぜこの話題を冒頭に持ってきたかというと、『ラジオ英会話2021年5月3日LESSON21』を聴いて、この時のことを思い出したからです。
「be動詞は、動詞なの助詞なの?」という疑問。

テキストP22から引用します。
「be動詞にほかの動詞にはない短縮形があり頻繁に使われるのは、be動詞が単に『=(イコール)を意味するだけのつなぎの言葉』だから。主語と説明語句を並べる意識、be動詞は単なるつなぎーーそれがbe動詞の意識なのです」

ここで講師の大西泰斗先生が言っているのは、Iとstudentはイコールなんですよ。
ということだから「’m」は「は」ということにならないでしょうか。

じゃあ、動詞はどこに行っちゃったの?という声が聞こえてきますが、私はアバウトな性格上こう言ってしまいます。
「そんなこと、どうでもいいのだ」と。

大西先生だってbe動詞は、つなぎの言葉、つなぎの意識、という言い方をしています。
be動詞はつなぎの動詞、とは言っていません。

P22~23には、いくつかの例文が載っています。
〇I’m a filmmaker.
〇I’m a teacher.
〇I’m a flight attendant.
ネイティブの先生が読み上げるのを注意して聴きました。
「’m」は、ほとんど聴き取れませんでした。
I の次には、a が来る感じ。「’m」は単なるつなぎの意識だから、読む必要はないのかもしれません。

極端な話、アイ ア スチュードゥンと発音したほうがネイティブには通りがいいのでは、と思いました。

以上は趣味として英語を楽しんでいる私の感想です。
英語と日本語は違うから面白いってことでしょうか。
be動詞の正体をこれからも追い求めていこっと。

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